格差が増えてきたら儲かる株って何なの?(朝まで生テレビを見ていて)
さて、今朝まで生テレビを見ていて、格差が増している原因が、
「非正規と正規の格差」とか「労働供給が減っている」とか、
「ずいぶん的外れな議論をしているなー」と感じたので、自分のメモ的な意味でここに書いておきます。
何よりも格差の原因となっているのが「女性の社会進出」です。
(先に言っときますが、別に女性の社会進出を批判したいわけではありません。)
多くの方は、
「え?なんで?
男性が稼ぐようになっても、女性が稼ぐようになっても、
決まった仕事の量に対して誰が稼ぐかなんかで、
格差は広がらないでしょ?」
と思うかもしれません。
けどそうじゃないんです。
従来の社会って、女性は家庭に入っていたんです。
そうすると、当然、女性の年収ってとっても低いわけですね。
そうなると、女性は誰かと結婚しなければ、まともな生活ができなかったわけです。
なので、昔は、両親がお見合いなんかでもさせて、無理やり女性を嫁に行かせようとしていたわけです。
別に「あら、あんたまだ結婚してないの?私が紹介してやるわ!」っていうおばちゃんが少なくなったわけではなくて、その前段階の「うちの娘が結婚してなくてねー。。。どうなるのかしら。。。」っていう紹介おばあさんを生み出す前の不安なお母さんの世間話がなくなったのです。
なぜなら、結婚しなくれもうちの娘は大企業で稼いでいて、そこそこの生活を送り続けるだろうから、他人にそんなこと言うお母さんは減少しているわけです。
で、当時は、女性は妥協して結婚してたわけですね。
ある程度の収入があれば、顔面偏差値の低い男性や、若干ファッションセンスが悪い男性でも結婚できたもんです。
そうすると、おのずと高収入男性(ここでは正社員並みの給与の方を高収入といいます。)+低収入女性というカップルが生まれてきたわけです。
しかし、女性は社会進出してしまいました。
そうすると、当然、低収入女性は減り、高収入女性が増えます。
じゃあ、その低収入女性が高収入女性になって、この高収入女性が、高収男性と付き合うかというと、これがそうでもないんですねw
これは生物学的にも当然なんですが、男性は構造的にいくらでも生殖できますが、女性は一度妊娠したら、当分の間は、男性に生活を守ってもらう必要があります。
そうなると、女性は、男性に対して自分より収入が上の超高収入男性を求めるんです。
「こんな私と同じレベルの雑魚どもじゃ、子どもが守れないわ!」って感じでw
男性は違います。
男性は、女性の収入なんて気にしません。タイプの子がいれば、年収に関わらず、アタックします。
だって、自分が妊娠するというリスクがないから、いくらでも生殖できるわけです。
つまり、低収入女性が少なくなり、高収入女性が増えたことで、従来の「高収入男性」+「低収入女性」という、結婚するには最適なカップルが減少し、「超高収入男性+高収入女性」というカップルしか生み出さなくなったわけです。
で、超高収入男性なんてあんまりいないので、結局、世間全体が結婚しなくなるわけです。
普通の給与の男性が結婚できなくなってきたのは、男性の草食化でも、なんでもなくて、女性の結婚へのハードルが上がったからです。
これまでは、1メートルくらいのハードルが、3メートルくらいになってるんです。
その結果、
「こんなハードルそもそも飛ぶ必要ある?」
って感じで、結婚の意欲も下がりAVで良くない?
となっているわけですね。
これが世に言う「さとり世代」の種です。
個人的には、この傾向は、世界中で見られると思いますし、今後も続いていくと思います。
つまり、高収入男性+低収入女性=中流階級家庭は減少し、
「高収入独身男性」、「高収入独身女性」、そして、
「超高収入男性+高収入女性の世帯」が増加していくでしょう。
そのため、ビジネスの傾向としては、「高収入男性+低収入女性」という家庭を対象とした「住宅ローン」(そもそも家庭が減るため)とか、「スーパー」(低収入女性が減り、家事をしている人が減るため)さらには、ファミリー世帯を強く意識した「マクドナルド」「ファミレス」みたいなビジネスは、苦境に立たされれる可能性が高いでしょう。
しかし逆に、独身世帯を意識したビジネスがうまくいくでしょう。
個人世帯の生活には欠かせないコンビニ(ちなみに私はセブンイレブン株を持っています。)株は伸びると思います。
既にPERは高いですけどね。それでも伸びると思っています。
あとは、増加している高収入独身女性を狙ったカーブスもいいと思います。(運営会社のコシダカホールディングスも買いましたw)
一つの大きなトレンドとして、基本的には、みんな いろいろな趣味に使えるお金が増えていくと思います。
昔は、結婚することで消えていた消費(結婚式、マイホームローン、子どもの塾)でなくなっていた消費が、結婚しないことで、まるまるお金が余るわけですから。
「ちょう(超)」高級は、やはりなかなか売れませんが、「ちょい」高級は、今後どんどん売れていくでしょう。
最近ですと、「ちょい」高級な軽自動車や、「ちょい」高級な独身の食事(セブンプレミアムや)、さらには、「ちょい」高級な家電製品(アップル関連製品)なんかが今後も伸びていくでしょう。
需要があるところに商品をシフトしていく必要があります。
株を買うかどうか迷った時は、ここを意識して、「長期的にすたられるのか?長期的に市場が広がるのか?」を意識してみてください。